アルタイルのクライアント様のなかには、ファッションやグルメなど、たくさんのテナントを抱える商業施設があります。販促ツールの制作やWebサイトの運営など最初の依頼内容はさまざまですが、皆さんから共通していただくのが、「制作陣ともっと密に連携したい」「アウトプットのスピードを上げたい」「新規の施策提案もしてほしい」という声です。
「連携」と「スピード」を重視した組織づくりで
最も身近なパートナーに
「商業施設」と一口に言っても、その運営方法はさまざま。一つの建物をまるごと1社が管理している場合もありますが、ファッションと飲食、量販店などフロアごとに別の会社が運営しているケースも少なくありません。さらに、立地や客層が異なれば、それらに合わせた販促施策も必要です。こうした動きに柔軟に対応するために、「連携」と「スピード」が求められているのだと感じています。
アルタイルでは、商業施設との企画立案から制作、納品までの工程をワンストップでディレクション・管理しています。そして、プロジェクトごとに経験のある編集者やデザイナーをアサインして制作チームを編成することで、ノウハウを生かした進行や一歩先を行く提案を行いながら、「歩みを共にするパートナー」としての役割を担ってきました。
「家族連れの来館を誘致したい」という声があれば、スタンプラリーを企画してスタンプカードやパネルを制作。「“オタクの聖地”で来館者を盛り上げたい」とあればアイドルイベントの企画や告知物の制作を行うなど、アイデアをすぐ形にできるスピード感も大切にしています。
リーダーが案件を「密」に管理
アルタイルでは、プロジェクトごとにリーダーを選任して案件管理を行っています。リーダー制のメリットは、窓口を一つにすることでクライアント様からの相談や問い合わせに素早くレスポンスできること。例えば「テナントのオープンが延期になった」などというトラブルが起こったとしても、影響する販促物をつぶさに把握して対応し、「〇日までにオープンが決定すれば初日から販促が可能」など、柔軟に選択肢を提案しながら進めてきました。
こうしたやり取りを重ねるうちに、「私たちよりも内情を理解してくれている」と、定期的に社内会議に参加させていただくようになったクライアント様も。今では販促チームの一員として企画提案を行っています。また、アルタイルが制作物のトンマナやノウハウを蓄積し、進行状況を把握しているため、「異動に伴う引き継ぎが最小限で済むのがうれしい……！」という喜びの声をいただくこともあります。
客層とターゲット心理を踏まえた施策づくり
とある街の商業施設で「平日の帰宅時間を見計らって、飲食フロアに男性客を呼び込みたい」というご相談をいただいたことがありました。アルタイルが提案したのは、飲食テナントがオリジナルの量増しメニューを提供する「デカ盛りグルメ企画」。ターゲットとなる30～50代の男性は、普段飲食フロアを利用しない客層です。まずは写真で目を引き、足を止めてもらうために、インパクトを重視した企画に。内容は極力シンプルにして来店のハードルを下げるといった手法を取りました。
このようにターゲットの行動を意識した施策提案も行いながら、売上データの分析を繰り返し、次の企画に生かすということも続けています。ちなみに、「デカ盛りグルメ企画」は、テナント様にも楽しんで参加していただけたうえに、売り上げも前年比アップ。施設とテナント両者から喜びの声をいただくことができました。
